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施設紹介
レントゲン
内科でのレントゲン検査は、高血圧などの生活習慣病でダメージを受けやすい心臓の大きさを調べたり、咳や息苦しさを感じる際に肺の病気を調べたりするために、非常に重要な画像検査です。
当院では従来のレントゲンフィルムを使った撮影法から、フラットパネルシステムという完全デジタル化した装置へと変更、更新しました。特に肺炎や肺がんの検出にはAIを用いた分析を行うことで、小さな病変や見逃されやすい病変を検出できるように努めています。
心電図、ABI(上肢下肢血流比)

心電図は心臓が鼓動を打つ際の微弱な電気信号を波形として記録する装置で、心臓の病気を調べる最も基本的な検査です。検査の際には胸をはだける必要があり、すべて女性看護師が対応いたします。
胸が辛い、痛い、動悸がするなどの症状があれば心電図を記録して病気の存在を確認します。当院では2分間記録、自動解析装置を導入し、病気の発見に努めています。
ABI(上肢下肢血流比)は腕と足の血圧の差を測定する検査で、手足の4か所に血圧計を巻いて測定します。歩くと足が痛くなり休息が必要になる、足の色が悪いなどの場合に検査を行います。
動脈硬化が進むと足の血流が少なくなりますが、心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気とも密接に関連しているため、足の症状がある場合にもご相談ください。
超音波検査

当院では超音波による診断、治療を大切にしています。レントゲンやCT等の放射線を使った検査と違い被ばくすることが無いため、安心して検査を受けていただけます。
2025年から、大病院で採用されるレベルの機械(FUJIFILM ARIETTA 750 DI)を導入し、より精密な検査ができる態勢を整えました。
お腹の病気を調べる腹部超音波、心臓の動きや弁の異常を調べる心臓超音波、首の動脈硬化や甲状腺、リンパ節などを調べる体表面超音波の検査を行っています。
24時間心電図

動悸や息切れ、胸痛、失神など、心臓に関連する可能性が考えられる症状があった場合には、心電図検査を行います。しかし、受診した時にはすでに症状が改善してしまっているということも多く、異常を捉えられないこともしばしばあります。そのような場合に24時間記録する心電図装置を装着して帰っていただき、不整脈や狭心症発作などを監視、記録する装置です。以前よりサイズも小さくなっており、日常動作への支障は少なくなりました。
検査台数には限りがありますので、当日機械が使用中の場合は後日の予約となる場合がありますのでご了承ください。
呼吸機能検査

スパイロメーターという器械を用いて、肺に入る空気の量(肺活量)や肺から空気を出す力などを測定します。それにより慢性閉塞性肺疾患や喘息、間質性肺炎など、肺の病気の診断や重症度の評価を行うことができます。
長年タバコを吸っていて肺気腫が心配と思われる方、少し動くだけで息切れを感じるようになった方、風邪をひくと咳が止まらなくなりやすい方など、呼吸に関する症状でお困りの患者様に検査をご提案します。
呼気中一酸化窒素測定器

呼気(吐く息)の中の一酸化炭素濃度を調べる検査で、FeNOと略されます。
喘息の方では気道に慢性的な炎症が起きており、サイトカインという炎症成分が気道の細胞を刺激し続ける結果、一酸化窒素(NO)が大量に作られます。
呼吸苦や長引く咳などの症状がある場合、FeNO検査で喘息の可能性を探ることができます。ただし、測定の仕方やステロイド薬の使用、アレルギー性疾患(花粉症など)などにより数値への影響が大きいため、FeNO値は一人一人の背景事情を考慮して判断することになります。
上部内視鏡検査

上部内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)は、のど、食道、胃、十二指腸の観察を行います。検査の目的は①困っている症状の原因を調べる②癌などの病変を早期に発見して治療につなげる③以前に指摘されてる病変の変化を調べる、ことです。
当院で採用している内視鏡は鼻からも挿入できる細いサイズのもので、苦痛軽減に努めています。以前より楽だった、とご好評をいただくことも多いです。
患者様のご年齢等にもよりますが、ご希望に応じて鎮静剤を使用して検査を行うこともできます。
血算・CRP測定器

大病院と異なり、多くの診療所では血液検査を外部の検査機関に提出し、翌日以降に結果が判明することが多いです。
血液検査のうち、白血球、赤血球、血小板について、および炎症タンパクのCRPについては院内ですぐに検査結果を確認でき、貧血の有無、細菌感染の可能性、などを調べ迅速な治療へとつなげています。
血糖・HbA1c測定器

糖尿病は、それ自体辛い症状を感じる病気ではありませんが、動脈硬化が徐々に進行し脳梗塞、心筋梗塞、慢性腎臓病、糖尿病性網膜症など全身の病気を合併する危険な疾患です。そのため日常生活の是正、薬の使用で可能な限り良好なコントロールを達成し、合併症を予防することが大切です。
糖尿病コントロールの指標には、血糖、HbA1c、グリコアルブミンなどが用いられ、当院では血糖とHbA1cをすぐに確認できる装置を備えています。ほかの血液検査をする場合は同時に、血液検査がない日は指や耳たぶからごく少量の血液を採取でし、5分で結果を確認して次の治療へと役立てています。
尿検査器

尿検査の目的は、腎臓や膀胱など尿に関わる臓器を調べるだけではありません。尿たんぱくや潜血、尿糖を調べることで様々な全身の病気やその兆候を検出したり、感染の有無を診断したりすることができます。また、脱水や一時的な栄養不足の判定も行うこともできます。
当院では従来テストテープによるアナログ法で判定してきましたが、完全デジタル装置を導入し判定者による差を排除して、均一な判断ができるように致しました。